最近では「ドライマークが洗える洗剤」も市販されていて
色々洗っているという主婦の方が多いと聞きます。
でも注意して下さいね!
「ドライマークが洗える洗剤で洗ったら洋服から色が出てしまった…..」
というトラブルが増えているという
のも事実です。洗う前には洗濯表示と素材を必ず
チェックして下さいね!
たまにシワシワに型崩れして無残な形になったスーツを
お預かりします。「市販の洗剤で洗っちゃえ〜」ってな考えは
やめて下さいね!
◎ 汗抜きクリーニング・Wクリーニング・ドライ&ウエット
最近ではクリーニング店頭に汗抜きクリーニングや
Wクリーニングやドライ&ウエットなど汗対策の
クリーニング方法を掲げているお店多いですね
という当店もそうですが
でもクリーニング工程はお店によって様々です。
1. ドライ溶剤の中に水溶性のソープを添加して行う方法
ドライクリーニングの中に水汚れに効く洗剤を入れて
洗います。この場合水は使用しません
2. ウェットクリーニングをする方法
水洗い出来ない洋服も水の中に浸し優しく洗います。
汗の成分のほとんどは水分ですがアンモニア、塩分
脂質などからなっています。
水分が蒸発すると汗の成分が繊維に残り汗ジミに
なってしまいます。
では問題です どちらが汗汚れ落ちるでしょうか?
答えは2番のウェットクリーニングを施した方法です。
基本的にクリーニング店ではウール素材やスーツなど
水洗いすると型崩れを起こす衣類はドライクリーニング
を施されます。
ドライクリーニングは油性の汚れには強いですが水溶性
の汚れには弱い性質をもっています。なので徐々に蓄積された、
汗汚れがスーツをゴワゴワになったり臭いや黄ばみの
原因になります。
また綿素材で考えてみるとドライクリーニングでは汗に
対する洗浄率が悪く約70%も汗が残っているという事実
もある程なのです。
水溶性の汚れを落とすには水を使って洗う方法がベストなんです。
ウエットクリーニングを施したスーツはさっぱりと仕上がって
身軽になった感じがします。もちろん着心地も変わるので
汗対策はバッチリです。
それとクリーニング店で依頼される時は必ず工程方法を確認して下さいね。
【注意する点】
海外製品や染色が弱い衣類,汗や水に濡れるだけで色が
滲んできたりする衣類はウエットクリーニングが出来ない
場合があります。詳しくホックにてお尋ね下さい。