せっかく洗濯してキレイになったはずなのに・・・
逆汚染とは洗濯中で一度繊維から落ちた汚れが再び繊維に付着してしまう現象です。
では、なるべく逆汚染をしない
洗濯方法とは?
洗浄時間や水温は逆汚染と密接な関係があります!
洗浄時間は長ければ長いほど逆汚染を誘発しますので
出来る限り短時間ぜ洗うのが逆汚染に対してはベストです!
では、しっかりと汚れ落として逆汚染を最小限にとどめるには
どの程度の洗浄時間が理想なのでしょうか?
汚れ落ちのテストの結果では5分までは汚れが落ちますが
5分を越えるとほとんど変化がありませんでした。
洗剤が水に溶け込みミセルと言う状態になって
洗浄力を発揮するにも時間が掛かります!
次に水温について
水温10℃〜40℃までは皮脂汚れの洗浄力がアップします!
それから60℃までは横這い状態になります。
しかし、60℃を越えると一気に洗浄力がアップします!
これは40℃の時点で脂質の融点に達するために1つのピーク
に達しそれから60℃を越えると脂質の溶解が80%を超え
再び洗浄力がUPします。
これだけを見れば温度の高い方が洗濯に有利のように思われます。
しかし高温で洗濯した場合、逆汚染を促進してしまう傾向にあります。
これは繊維が温度により膨張してしまい
繊維より内部に汚れが入り込む恐れがある為と元々ポリエステルなどの
合成繊維は高温では逆汚染しやすい性質があるからです。
さらに繊維によっては高温に耐えられない繊維も存在しますので
洗浄温度は40℃までが適温でしょう。