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cleaning hocカビのしみ抜きについて

クリーニング店ではカビはシミの一つとして考えられていますので
シミ抜きでの除去が可能ですが、その背景は実際のところかなり複雑です。
と、言うのもカビの種類・生地の種類・染料の種類により
処理方法が非常に細かくなってしまうからです。

先ずカビについてお話させて頂きます。
カビは、真菌といわれる微生物ですが、
極めて小さな植物だと思った方がわかりやすいのではないでしょうか。
植物と同じように根や茎(菌糸)があり、その先に種(胞子)を実らせます。
衣服についたカビは、繊維の中に根をどんどん食い込ませ、
「繊維や色素成分を分解して養分にしてしまいます。」
このことから、カビがついた衣服は、

 @生地が色物の場合はその時点で生地の色が失われている可能性がある。
 Aカビを除去しても根っこが残る。

これを先ずは理解して下さい。

次に処理方法ですが、我々の世界ではカビを大きく分けると2つになります。
それは色素系か白カビかです。
白カビの場合、根っこが残ったとしても根っこは人間の肉眼では見えません。
よって「見た目の上」では簡単に除去可能です。

黒物についた白カビ・ウール等の動物繊維についた白カビは洗うだけで
胞子及び菌糸を除去できますので、水洗いOKならば普通に洗濯。
ドライ指定ならばクリーニングしてOKです。
但し、クリーニング屋さんによっては別料金が掛かる可能性があります。
因みに当店ではダブルクリーニングをお薦めいたしてます!

但し、先程もご説明したとおり色物は養分として
分解されている可能性はありますのでご承知ください。

色素系カビは黒・赤・緑・オレンジ等がありますが、
赤・緑・オレンジ等のカビは主に砂糖やごはんといった炭水化物系を好みますので、
よっぽどの事で無い限り服には発生しません。
問題なのは黒カビです。

黒カビの根っこは色が付いていますので非常に目立ちます。
洗って胞子・菌糸を除去しても根っこが残ってしまい、「見た目上」何も変わりません。
黒カビの色素は強力で例え塩素系漂白が可能な白の綿素材でも白くなりません。
おそらくはどのクリーニング店に出しても断られると思いますので諦めるのが無難です。




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