
ホーム | しみ抜きを依頼される前にお客様にお伝えしたい事

しみ抜きは、ひたすらブラシで叩くの? | |
お客様とお話ししていて思うのですが しみ抜きって洗剤とブラシで叩いて擦ってひたすら落ちるまで その作業を繰り返すと思われていませんか? 確かに私が修行時代約20年前ぐらいまではその様な方法も 有りましたが・・・ |
薬剤を駆使して・・・原因を探り、経験を積む | |
今は薬剤によりシミを溶かして落とす方法が主流ですね。 この様なシミは例えば血液やインク・ペンキなどが分かりやすいでしょうか、 繊維に固着するようなシミも薬剤により固着性を 減らしてしみ抜きをします。 シミの成分により使用する薬剤が違いますので的確に薬剤を使用するには、 そのシミの原因が何であるのか正確に知りたいのですが、 多くの場合その辺りは曖昧なシミが多いので この辺りは経験を生かしながら薬剤を見つけ出さなければなりません。 |
七転八倒・・・シミとの戦いは続きます | |
他にシミの成分が時間の経過とともに酸化もしくは還元反応して 繊維と共に変色しているシミが有ります、これらは黄ばみとか 黄変とか呼ばれていて、これに対応してのしみ抜きはまた別な 特別な作業となります。 いわゆる漂白が必要になる作業ですが・・これがまた難しい シミそれぞれにより状態は様々ですから、シミそれぞれに より工程や反応温度・反応時間また薬剤の濃度など全て違う ので気が抜けません。 しみ抜きってクリーニングの延長線上にある様に思われがちですが、 実際は全く別の作業です。そりゃ〜大手のクリーニング店 は敬遠しますよね。しみ抜きには知識と経験が 必要で汚れの種類も勿論ですが繊維や染色そして衣類に使用される 樹脂などの副素材まで知っておく必要が有りますので 未だに私も勉強している最中です・・歳なので憶えが年々悪いですが( 笑 ) |

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