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cleaning hoc 注意! 汗と紫外線による変色について

濃い色のスーツのズボンやポロシャツ、Tシャツなどが、一部分だけ
ほんのり変色してきたことはありませんか?
これは、汗と紫外線の影響による変色の中でも多くの方が経験する定番事例です。
クリーニング後に変色が判明する場合も多く、誤解によりトラブルに
なり易い事例の一つでもあります。
夏の時期、特に汗をよくかく機会が多く、紫外線も他の季節より強力です

○ 汗と衣服の関係についての基本事項

汗の量は個人差がありますが、人間は汗をかくことで体温調節を行う生き物ですので、
一見汗をかいていないように見えても必ず汗をかいています。
そして、肌に触れる衣服やスラックスなどのズボンは、汗が衣服に直接付着し易く、
汗による影響を受けやすい状態と言えます

また、汗が衣服に付きやすい場所として下記の場所が挙げられます。
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 ◇上半身で汗による影響を受けやすい場所
  ●首のうしろ
  ●背中上部分
  ●脇下
  ●腕
  ●肩
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◇ 下半身で汗による影響を受けやすい場所
  ●ポケットの入り口
  ●太腿の前部分
  ●膝の後側

○ 汗により衣服の一部が変色する理由
汗は体温調節や精神的な緊張によってかきます。成分は個人差がありますが、
98%以上が水分で、塩化ナトリウム、尿素のほか
尿酸、乳酸、アミノ酸などの有機酸や、アンモニア、カルシウム
マグネシウムなど実に様々な成分を含んでいます。
そして、これらの成分の一部が、衣服で使用された染料を分解してしまい、
変色という形になって表れます

また、変色の仕方も全体の色が変わるのではなく、部分的に変わるのが
大きな特徴です。

○ エネルギーとしての「紫外線」の影響を知る

暮らしの中で、○○線という用語を聞く機会は多く、例えばテレビのリモコンや
最近では携帯電話の機能として端末同士で無線による通信ができる「赤外線」は
かなり馴染みのある線ではないでしょうか
しかし、この○○線とはそもそも何なのかはご存知でしょうか?

◇ 光の仲間

ここでとりあげる線とは光線を意味し、赤外線や紫外線や放射線の一種である
エックス線などは同じ光の仲間です。そして光の仲間は別名“ 電磁波 ”と言われ、
“ 波長 ”という特徴によってそのものの持つエネルギーの力の具合が分かります。
それは、波長が長いほどエネルギーは低く、短いほどエネルギーが高いという
特徴を持っています。
「紫外線」はどちらかといえば高いエネルギーを持っています。
高いエネルギーを持つということは、影響力や働きが高いということです。
では、実際どのような影響力や働きがあるのでしょうか?

□ 紫外線の働き
紫外線の働きは、我々の生活にメリットをもたらす部分と
デメリットをもたらす部分に分けられます。

紫外線の影響
   メリット
     ● 殺菌効果
     ● 日光浴によるビタミンDの成分
     ● 日焼けによる健康美
     ● 太陽光発電

   デメリット(健康被害)
     ● 皮膚ガン
     ● 白内障
     ● 肌の老化
     ●本の色あせ(成分を分解)
     ● 家具の色あせ
     ● 写真の色あせ
     ● 衣服の色あせ
     ● ビールの異臭

○ 紫外線により衣服の一部が変色する理由

実は科学的には紫外線による色の変化が起きるメカニズムは完全には
解明されていません。仮説の一つとして、衣服が紫外線により
変色するメカニズムは、日光に当たって色あせた本の表紙と同様の
メカニズムと考えられます。具体的には、使われている色を表現
する染料分子が紫外線という強いエネルギーの影響を受けて分解され
てしまい、変色という作用が起きてしまうことがあります


○ 注意! 汗と紫外線による複合変色

まず、「汗」には前記のとおり染料を分解させる成分が含まれて
います。そしてこの成分は、「紫外線」に対する染色堅牢度を低下
させる働きももっているのです。この為、汗が付着した状態で「紫外線」
を受けると普通では考えられないような著しい変色が発生します。

 * 染色堅牢度とは、染料によって染められた生地が紫外線や水
  などに対する色落ちや変色の強さのことで、9段階の等級に
  よって分かれています。ちなみに、この「染料堅牢度」という
  のはJISという規格により数値化されている為、アパレル品を
  製造するメーカーなどはしっかり試験を行い、一定以上耐え
  られる生地を作ることが本来求められています。

○ 変色の防止対策

このタイプの変色は、吸湿性に優れていることから夏物衣料に
好んで使用される綿や麻などの繊維の衣料品に多く発生しています
そこで何よりも、衣服に付いた「汗」を蓄積付着させないように
こまめな洗濯やクリーニングを行うこと
です。
最近ではデリケートな衣服が販売されており、夏物衣料でもドライクリーニ
ング対象品が増えています。これらも同様に早めのクリーニングがお薦めです




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